2011年5月23日(月)「しんぶん赤旗」

ゆき届いた保育 すべての子に

東京


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(写真)被災地の子どもたちに保育の保障を、よりよい保育制度をとアピールしパレードする緊急集会参加者=22日、東京都港区

 「被災地の子どもたちに保育の保障を!」「待機児童解消と保育充実を!」のスローガンを掲げ、政府が狙う「子ども・子育て新システム」に反対する緊急集会が22日、東京・芝公園で開かれました。北海道から九州まで、保育士や子連れの父母ら1200人が参加しました。

 保育関係団体や女性団体、労組などでつくる「よりよい保育を!実行委員会」が主催。開会あいさつした自治労連の山口祐二副委員長は、国・自治体が責任を負う公的保育制度の解体につながる「新システム」についての議論が、「社会保障と税の一体改革」の議論とともに急ピッチですすめられていると警鐘を鳴らしました。

 基調報告にたった全国保育団体連絡会の実方伸子事務局長は、「新システムはNO」の声と一緒に、「被災地でも都市部でも過疎地でも、すべての子どもにゆき届いた保育を」を合言葉に運動を強めようと呼びかけました。

 被災地の代表らが、被災した園での保育の奮闘ぶりを報告しました。

 参加者は、「保育は福祉でOK、OK」「保育で金もうけはNOサンキュー」などと唱和しながら銀座までパレードしました。

 翌23日には、院内集会と新システムの問題点を議員に伝える国会要請行動をします。





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