2011年5月19日(木)「しんぶん赤旗」
日航は解雇撤回せよ
原告団・支援者 本社前で訴え
東京
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日本航空に対し、パイロットと客室乗務員の不当解雇撤回を求める日航本社前行動が18日、東京都内で行われました。解雇撤回裁判原告団(パイロット・山口宏弥団長、客室乗務員・内田妙子団長)と全労連、全労協など支援者130人が集まりました。
原告団を支援する労働組合の代表がマイクで発言。「JRでも組合つぶしの採用差別が行われ、たたかってきた。空の安全と鉄道の安全を守るため、一緒にたたかう」(国労)、「医療と航空で、安全基準づくりの取り組みを長年交流してきた。解雇撤回で命を守ろう」(日本医労連)、「郵政の職場でも、民営化の失敗の責任を労働者に押し付けるリストラをしようとしている。ともにたたかう」(郵政労働者ユニオン)と訴えました。
原告団の決意表明が行われ、客室乗務員の山本明子さんは「極限まで人員を削減し、職場に余裕がなくなって『想定外』のミスが起こっています。私たちを職場復帰させてください」と強調。
パイロットの森本則文さんは、「いま社内で働いているみなさん。私たちが解雇されたために、限界まで働かされ、心中お察しします。私たちは笑顔で戻ってみせます」と呼びかけました。
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