2011年5月19日(木)「しんぶん赤旗」
実情踏まえ十分論議を
復興基本法案 穀田氏が記者会見
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日本共産党の穀田恵二国対委員長は18日、国会内で記者会見し、東日本大震災を受けた復興基本法案などをめぐり記者団の質問に答えました。
政府・与党が短時間の審議で復興基本法案の衆院通過を目指していることについて問われ、穀田氏は「救援・復興の根本にかかわる議論を1日、2日ですませ、通過させるというのはあまりに拙速だ」と指摘。「復興の基本方針や理念、国の責務がどうあるべきかを今の現実に即して議論しなければならない」と強調しました。
穀田氏は、この間の国会論戦でも、被害を受けた港湾や漁港の復旧が急がれているのに、国際競争力強化の名による巨大港湾開発に5500億円をつぎ込む問題が明らかになったことや、政府の復興構想会議の議長が最初の会合でまず増税と発言したことなどをあげ、「基本理念や復興のあり方、財源をめぐって鋭い対決になっている。被災地の実情を踏まえてしっかりと議論することが必要だ」と主張しました。
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