2011年5月10日(火)「しんぶん赤旗」
“危険な原発止めて”
静岡 署名呼びかけに次々と
中部電力は9日夕、静岡県御前崎市にある浜岡原発の全面停止を決めました。これに先立ち、原発問題住民運動静岡県連絡センターは同日昼、静岡市葵区の繁華街で、「中電は菅直人首相の要請を受けて浜岡原発を即時停止すべきだ」と訴える署名行動を行いました。
34人が参加し、東日本大震災と福島原発事故で被災した人への募金とともに、署名を買い物客らに呼びかけました。「私もやりたい」と飛び入りで行動に参加した女性もいました。署名は1時間で125人分が集まりました。
代表委員の林克・県労働組合評議会議長や浅賀道夫・日本共産党県副委員長らは「周辺4市を含めた県内の自治体首長は菅首相の停止要請に賛意を示すなどしており、中部電力は民意を重く受け浜岡原発を即時停止させるべきです」と訴えました。
署名した静岡市駿河区の男性(72)は「なぜ震源域の真上の危険なところに原発を造ったのか。何かあってからでは遅いので止めてほしい」と語りました。
買い物に来ていて署名した市内の女性(43)は「いろんな人の知恵を結集させて違う発電を起こし、だんだんと原子力発電をなくしていってほしい」と話しました。
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