2011年5月10日(火)「しんぶん赤旗」

国民の声届く選挙制度に

東京・池袋 自由法曹団が街頭宣伝


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(写真)比例定数削減反対を訴えて街頭宣伝する自由法曹団=9日、東京・池袋駅西口

 「国民の声が届く選挙制度に」―民主党が掲げる衆議院の比例定数80削減に反対する自由法曹団は9日、東京・池袋駅西口で街頭宣伝を行いました。

 自由法曹団が前回の衆院選をもとに試算した結果、衆院の比例定数を80削減すると、民主党と自民党が92%の議席を占めることになります。

 菊池紘団長は「被災者の人々の苦しみをどう助けて、どう復興していくのか国のあり方が問われる。被災者の人に寄り添う国会の議席を増やさなければいけない」と述べ、原発の問題に関しても「比例定数を削減することは、原発の危険性を長年許して推進してきた人々へ国会を明け渡すことになる。復興のための国会、復興のための世論を大きくしていきたい」と訴えました。

 與那嶺慧理弁護士は、「今回の震災の被害をきちんと調査して、今ある法律の活用を考えたり、予算をどうするか考えていくのは国会議員の仕事。いろいろな意見を持った国会議員がいる必要がある。(比例定数削減で)国民の意見が切り捨てられ、意見が反映されない国会がつくられる。国民の声をますます届かなくする比例定数削減に反対していきましょう」と呼びかけました。





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