2011年5月7日(土)「しんぶん赤旗」
沖縄県統一連
基地県内移設ノー
防衛相来県前に抗議集会
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7日に沖縄入りする北沢俊美防衛相に抗議する緊急集会が6日夕、沖縄県庁前で開かれました。県内の広範な民主団体や労働組合、日本共産党などでつくる沖縄県統一連が主催したもの。約100人の参加者は、名護市辺野古にV字形滑走路・基地建設案を押し付けるための来県に対し、「沖縄、日本から基地撤去を」の唱和を響かせました。
「基地県内移設の通過儀礼、北沢防衛大臣の来県糾弾」の横断幕を前にマイクを握った日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「アメリカへの顔向けのための沖縄訪問なら、あまりに情けない。大震災に付け込んで沖縄に基地を押し付ける態度は絶対に許せないという県民の声を大臣にぶつけていこう」と強調。日米交渉の内幕を記した米秘密公電にふれ、「基地押し付けの破綻は明らか。撤回の運動を広げよう」と呼びかけると、大きな拍手に包まれました。
やんばる統一連の具志堅徹会長・名護市議が、基地に頼らない街づくりが進む現状を紹介。東村の伊佐真次氏が、米軍ヘリパッド建設反対について報告。「基地に使う金を被災地に回せの声を広げよう」と訴えました。
集会に参加した那覇市の男性(24)は「震災で大変なときに大臣は何をしに来るんだ。思いやり予算を被災地復興に回すべきだ」と語りました。
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