2011年5月5日(木)「しんぶん赤旗」
救援ボランティア・共産党
助かったわ バスが来なくて買い物行けなかった
気仙沼で被災の女性
日本共産党の呼びかけで全国から集まった東日本大震災救援ボランティアが4日、宮城、福島両県の各地で活動しました。津波被害を受けた家屋からの泥出しや、食料、衣類など支援物資を被災者に届けたりしました。「ひとごとではない」「少しでも助けになれば」。夜通し車を走らせてきた人、党議員のよびかけでマイクロバスいっぱいに支援物資を積んで参加した人も。「しんぶん赤旗」への折り込みビラを見てかけつけたボランティア。避難所の横にテントをはらせてもらって宿泊所も自前で確保しながらのグループもいます。宮城県内での支援物資の配布には、「助かります」、原発事故の福島県では「よくここまできてくれました」と、各地で被災者に喜ばれています。
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日本共産党の佐野仁昭川崎市議を団長とする同市・震災ボランティアの会は4日、宮城県気仙沼市に入り、食料、衣類など支援物資を届けました。佐野市議の選挙を手伝った人や後援会員ら17人が参加しました。
秋山善次郎気仙沼市議の案内で、箒沢地域にある自治会館前でブルーシートを広げ物資を配布。宣伝カーで近辺に呼びかけるとまたたく間に人だかりができました。
近所の自宅からかけ付けた女性(66)は「震災後、バスが来なくなりました。スーパーが遠くて買い物に行けなかった。助かります」と話し、ポリ袋いっぱいに物資を入れて重そうに持ち帰っていきました。
支援にあたって佐野市議は、地元の「赤旗」読者や後援会員に呼びかけ、支援に必要な物資のリストを配布。1週間足らずで支援金70万円と食料などが多数寄せられました。佐野市議は「みなさんの助けになりたいという気持ちが伝わります」と話します。
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市議選でアナウンサーを務めたという女性(35)は中学3年の娘、健菜さんを連れてボランティアに参加しました。「夫を亡くされた被災者の話を聞いて、どう答えていいか分からず複雑な思いもありますが、喜んでもらえて来てよかった」 (岡素晴)