2011年5月4日(水)「しんぶん赤旗」

支援物資届ける 宮城・女川

東京・目黒区議事務所が募集

ボランティア「野菜お届け隊」


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(写真)自宅避難者に野菜を手渡すボランティアの人たち=3日、宮城県女川町

 日本共産党の東京都目黒区議星見てい子事務所が募集したボランティア「気仙沼・女川へ野菜お届け隊」は3日、宮城県女川町で支援物資を配布しました。

 共産党の阿部律子、高野博両女川町議とともに、買い物が困難になっている集落をまわり、各戸配布や“青空市”を開きました。

 配布したのは米や野菜などの生鮮食料や、タオル・靴下・下着などの日用品。野菜は「風評被害に苦しむ茨城の農民連の協力で準備したもの」と説明するのは、星見区議。同町にはボランティア参加者の家族が住む縁があるといいます。約300人が物資を受けとりました。

 その一人(70)は、「町の中心部には(大津波で)何も残ってない。車がだめになってしまい買い物に困っている」と話します。買い物は、バスで片道1時間弱かけて隣の石巻市まで出かけているといいます。

 ボランティアに参加した大学3年生(20)は、「阪神・淡路大震災のときはまだ小さくて何もできなかったけど、自分にできることをしたい」と、参加の動機を語りました。

 高野町議は震災後、妻と息子とともに避難所生活をつづけながら、支援物資を配ってきました。「配って回ってくれる自己完結型のボランティアはやっぱり助かる」と、受けとる住民の顔を見て一緒に表情をくずします。 (池田晋)





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