2011年4月28日(木)「しんぶん赤旗」
与謝野担当相
消費税増税向け知見集約を指示
与謝野馨社会保障・税一体改革担当相は27日に開かれた政府の「社会保障改革に関する集中検討会議」終了後の記者会見で、内閣府と財務省に対し5月中旬をめどに(1)消費税が逆進性を持つか(2)消費税引き上げが日本経済にどんなインパクトを与えるか(3)複数税率にした場合など徴税上どんな問題点があるか―など消費税引き上げに関する専門的知見を集約するよう指示したことを明らかにしました。
東日本大震災の復興財源としても消費税増税が議論されていることに関連し、引き上げ分のうちどの程度が社会保障財源に回るのかと記者から問われ、「1カ月ほど待っていただければ根拠のある数字がだせる」と答えました。
また、同日の「集中検討会議」に提出された5人の幹部委員による文書について、「成案をまとめるための基調をつくるものだ」と述べました。