2011年4月24日(日)「しんぶん赤旗」
血圧測定ひと安心
青空健康相談
宮城・塩釜
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宮城県塩釜市にある坂総合病院友の会(斎藤規夫会長)は23日、同市内で青空健康相談会を開催しました。チラシを見た人や、呼び込みで知った近所の人たちが訪れ、「先生に大丈夫といわれて安心した」「薬の相談ができてよかった」など喜ばれました。
坂総合病院、塩釜生活と健康を守る会、社会福祉法人あゆみ会、新日本婦人の会塩釜支部、塩釜地方労連が共催として、参加しました。
血圧や体脂肪率の測定コーナーが設けられ、豚汁や支援物資の配布も行われました。
「震災後、頭がぼーっとすることが多くなった」と話す女性(77)は、余震が怖くて、少しの揺れにも敏感になっているといいます。「血圧が高かったので心配しましたが、先生のアドバイスが聞けてよかった」と笑顔で話しました。
鹿児島生協病院から応援に来ている上田剛医師は、「血圧はストレスや寒さで一時的に高くなる場合があります。かかりつけの医院が津波で被害を受け、薬を中断している人もいました。こういう状況では食事も偏りがちになるので、今後、ますます健康管理が大事になります」と語ります。
塩釜市では離島を含め、いまだに約500人が避難所で生活しており、肺炎も増えているといいます。友の会の佐藤久事務局長は「こうした取り組みで少しでも多くの人に元気になってもらいたい」と話しました。