2011年4月24日(日)「しんぶん赤旗」
「見捨てられていなかった」
宮城 待たれる支援物資「お届け隊」
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日本共産党仙台西地区委員会と民青同盟宮城県委員会は、被災地に支援物資を届ける「お届け隊」の活動に取り組んでいます。23日は、朝から地区事務所に集合して米や野菜、缶詰、ノリ、果物などを組み合わせたセットを150作成。衣類や下着、靴下などを軽トラック2台に積んで、渡辺ふさ子岩沼市議と党仙南地区委員会の松田由雄副委員長の案内で、仙台空港付近の下野郷地域や早股地域に入りました。
小雨が降るなか、がれきや自動車、使えなくなった家財道具が雑然と道端に積み上げられている地域で、渡辺市議がハンドマイクで「日本共産党です。被災されたみなさんに全国から寄せられた救援物資を届けにきました」と呼びかけます。自転車に乗った女性や「共産党の人に会うのは初めて」と話す女性など、住民が集まってきました。
余震が怖くて夜もよく寝られないと話す高齢の女性は、「うれしいです。何の支援もなくて見捨てられたように感じていました」。1メートル20の高さまで水がきたと話す女性は、「たんすや電化製品、家財道具が全部だめになった」「年寄りばかりで、どこから手を付けたらいいかわからない」と話しながら支援物資を受け取っていました。
少しでも力になりたいと初めて行動に参加した22歳の学生は、「1カ月もたつのに支援が届いていないのに驚いた。これからもがんばりたい」と話していました。