2011年4月24日(日)「しんぶん赤旗」
放射線量測定強化へ
文科・経産省 吉井議員の指摘受け
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文部科学省と経産省原子力安全・保安院、原子力安全委員会は22日、共同会見で福島第1原発周辺の放射線量測定を強化すると発表しました。放射性物質の分布を示す「線量等分布マップ」を作り、実施していなかった水産資源の調査も水産庁の協力を得て行うとしています。
同日の衆院経済産業委員会で日本共産党の吉井英勝議員が、固定放射線モニタリングポストの大幅増設を要求していました。
吉井氏は、福島県内で文科省が設置している固定放射線モニタリングポストが2カ所しかないことを指摘。移動式のものだけではなく、簡易固定モニタリングポストを県内約59万本の電柱と5700局の携帯電話基地局に設置すれば、民家が多い地域の時々の放射線量も累積線量もわかり、線量の分布地図「等高線」もできると迫りました。海江田万里経産相も「固定のモニタリングポストをできるだけ設置することは大事」「まだ足りない」と認めました。
吉井氏は「画像も出さない8千億円の情報収集衛星に比べれば安いものだ」と述べ、周辺海域への設置も求めていました。
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