2011年4月23日(土)「しんぶん赤旗」

冠水「梅雨どうなる」

宮城・石巻 田村議員に住民訴え


 日本共産党の田村智子参院議員は21、22両日、宮城県石巻市に入り、冠水被害の出ている同市塩富町の被害状況を調査しました。

 同地域は、地震で地盤が沈下した上、大潮のため住宅地が朝夕、冠水します。

 冠水地帯から少し離れた場所に住む男性も「梅雨や台風が来たらどうなるのか。町全体がズブズブの状態で、いま片づけても、またやられるのではないか」と心配します。

 田村議員は「国にも早く調査に来て、市や県と対策を話し合えるように働きかけていきたい」と語りました。

 22日は民医連の医療支援チームとともに同市の避難所を訪問し、被災者の要望を聞いて回りました。

 自宅の1階が津波で水につかり、家族5人で避難している夫妻は「避難所の食事は米、麺類など炭水化物中心の食になり、栄養に偏りがある。青物がほしい」と田村議員に要望。三浦一敏党市議の紹介で地域を案内していた地元の西條正昭市議が「これ持ってきたから」とホウレンソウなど青物を届けました。

 田村議員は「避難者の健康面を考えれば、救援物資や自衛隊の物資だけでなく、市街地域の食材を買い上げて、避難所に支援していく必要もあるのではないか」と語りました。





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