2011年4月23日(土)「しんぶん赤旗」
復興像の提示も連休明けめどに
菅首相
菅直人首相は22日、首相官邸で記者会見を開き、東日本大震災の復興計画の全体像について5月の連休明けをめどに提示する考えを示しました。
菅首相は、東日本大震災と福島第1原発事故について、経済の低迷や自殺者が年間3万人を超えるという社会的危機のもとで起きた「危機のなかの危機だ」と指摘。「復興をばねに、二つの危機を乗り越えていく。マクロ経済面を含めた今後の日本再生の全体的方針を提示する」と述べました。
また、復興のためには超党派での「復興実施本部」(仮称)の設置が不可欠だとし、「ぜひとも自民党、公明党をはじめ各政党の協力をお願いしたい」と述べました。
復興財源として消費税を引き上げる考えがあるかとの質問には、政府の「復興構想会議」などの議論を待ちたいと答えました。