2011年4月22日(金)「しんぶん赤旗」

個人資産に間接的支援も

大門議員に桜井副大臣言及

参院財金委


 桜井充財務副大臣は21日、東日本大震災の被災者支援について「個人の財産形成については財務省として抵抗感があるが、間接的に個人を支援できるようなスキーム(枠組み)をセットでやらせていただきたい」と述べました。参院財政金融委員会で日本共産党の大門実紀史議員への答弁。政府はこれまで個人の財産形成につながる支援を完全に否定してきていました。

 大門氏は、質疑のなかで借金を抱えながらでは新規の災害特別融資が受けられないことを指摘。災害復旧貸付を無利子にするよう中小企業庁に求め、財務省としても協力するよう迫りました。

 桜井氏は、住宅ローンを抱えた被災者が住宅の再建のため「二重ローン」を抱えることについて、「本当に住宅ローンを組めるのは何割いるのか。おそらく大半が組めないだろう。公的なアパートなどを用意しないと生活ができない」とも述べました。





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