2011年4月20日(水)「しんぶん赤旗」
生活必需品の支給を
田村議員 仮設入居支援求める
参院委
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日本共産党の田村智子議員は19日の参院厚生労働委員会で仮設住宅の生活必需品確保などを求めました。
田村氏は「家財道具をそろえられず入居できないという声もある。国が生活必需品の支給をやるとはっきりさせていただきたい」と指摘しました。
大塚耕平厚生労働副大臣は「生活必需品についても災害救助法の国庫補助の対象になる」と答弁。被服、寝具、その他生活必需品に関わる費用が対象だと説明しました。
田村氏は、仮設診療所への積極的支援も要求。「食事に歯の具合が悪くて支障をきたしている場合もある。実態を聞いて診療の内容も工夫がなされる財政支援が必要だ」と求めました。
大塚副大臣は「医科、歯科問わず補助率をかさ上げするなどの措置を講じてしっかり支援をしていきたい」と答えました。阪神・淡路大震災の時にすべて国の負担で支援したことを挙げながら「積極的支援をしていく」「ご指摘の通り」などと述べました。
避難所の食事が、おにぎりやパンなどに偏り、栄養が不足していると指摘した田村氏。食費は災害救助法で国が負担するにもかかわらず、市町村の自己負担になると誤解もあることをあげ、周知徹底を求めました。大塚副大臣は、自治体やボランティアが炊き出しを行った場合でも、災害救助法による負担の対象になると述べ、周知徹底を約束しました。
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