2011年4月19日(火)「しんぶん赤旗」

救援・復興の意思決定機関

亀井氏が共産党に参加要請

市田書記局長ら応対


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(写真)記者会見する市田忠義書記局長(左)と穀田恵二国対委員長=18日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は18日、国会内で記者会見し、国民新党の亀井静香代表が同日、震災の救援・復興に関する各党党首クラスによる意思決定機関への参加を要請してきたことについて明らかにしました。

 会談では、亀井氏が「菅直人総理を本部長に各党党首クラスが参加する意思決定機関をつくりたい」と述べました。市田氏が「どういう資格での要請か」とたずねると、亀井氏は「総理の名代としてきた」と答えました。

 市田氏は「被災者の救援、原発の危機回避という点では、与野党の立場を超えて政府とも協力する立場だが、復興という点では中身や進め方、財源、原発・エネルギー政策など各党間で大きく意見が違う」と指摘。「政府・政権与党がまず提起し、それを国会の場で議論していくのが議会制民主主義のやり方だ。(亀井氏の)提案は事実上の大連立に近い感じがする」と述べ、正式な態度は改めて検討したいと表明しました。

 会談には国民新党の亀井氏と下地幹郎幹事長が出席、日本共産党の市田氏と穀田恵二国対委員長が応対しました。





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