2011年4月11日(月)「しんぶん赤旗」
“助かりました”
宮城 民青同盟が物資届ける
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民青同盟宮城県委員会は10日、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で、災害救援ボランティアに取りくみました。
日本共産党宮城県東部地区委員会の震災・救援センターが行っている「移動救援物資配布」を手伝い、コメや卵、野菜、飲料、衣類などを車に積み、被災地域の住宅地を回りました。
配布のアナウンスをすると、家の中で片づけをしていた人や自転車で通りかかった人が集まりました。団地に住む女性(42)は、津波で車を流され、買い物に行くのに困っていました。加藤さんは、救援物資の車が来ていないか、時どき大通りまで見に行くといいます。「家の近くは全然来ないので助かりました」とコメや水、ホウレンソウを受け取っていきました。
参加した同盟員(24)=仙台市=は、石巻市に実家がありました。家族は無事でしたが、家は住めなくなってしまいました。住宅を回った後、「物資が足りないし、これからも続ける必要があると思います」と話していました。
救援ボランティアをよびかけた男性(30)は「水や食料も必要ですが、がれきや土砂の片付けもあり、やることがいっぱいです。全国に応援を呼びかけたい」と語りました。(中川亮)
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