2011年4月10日(日)「しんぶん赤旗」
全国・宮城 災対連がボランティア
3市町で家の後片付けなど
全国と宮城県の災対連・東日本大震災共同支援センターは9日、津波による浸水被害などを受けた多賀城市、塩釜市、七ケ浜町で家の後片付けなどのボランティア活動に取り組みました。
七ケ浜町では、床上40センチの浸水があった男性(60)宅をボランティアらが訪問。津波で流れ込んだ泥は、家財道具の下にもたまり、家財道具を動かして、泥をこすり取り、水で流して、拭き取るなどの作業を行いました。
ボランティアの男性(71)=岐阜県大垣市=は、名古屋市から夜行バスに乗り、この日朝に仙台市に到着して参加。「義援金を送る他にも、少しでも役に立ちたいと思って」と語り、同町に住む45歳の男性ボランティアとともに、片付けや掃除を行いました。今後1週間、被災地でボランティア活動をする予定だと言います。
「今月4日に水道が復旧して、やっと掃除ができるようになりました。私一人だと、できることは限られているので、ボランティアに来てもらって、本当に助かります」と男性。今後の補償について、「法律では、床上1メートル以上の浸水でないと、半壊と認定されませんが、もっと細かい基準にしてもらいたい」と要望も話しました。