2011年4月7日(木)「しんぶん赤旗」

あったかいね

共産党とNPO 炊き出し

宮城・石巻


写真

(写真)救援センターなどの炊き出しに並び、豚汁を受け取る住民ら=6日、宮城県石巻市

 「あったかくて、おいしいね」「本当に助かります」―。東日本大震災で大きな被害をうけた宮城県石巻市鹿妻(かづま)の県営アパート前で、日本共産党宮城県東部地区委員会の震災・救援対策センターが6日、埼玉のNPOキャンパーと共同して、炊き出しを行いました。

 救援センターでは市内や近隣の自治体に住む後援会員、支持者らから寄せられた食材をもとに豚汁300食を準備。開始直前から大きな列ができ、開始30分でなくなりました。

 同地域では、多くの世帯で電気、ガス、水道が復旧していません。スーパーも閉店したままで、満足に買い物もできない状態。

 豚汁を食べていた女性は「配給でパンやおにぎりはもらえるけれど、こうやって温かいものを食べられるのは、本当にうれしい」と涙ぐんで話しました。「炊き出しがないと大変。買い物バスの運行や出張販売でもあれば…」という声も。

 救援センターの三浦一敏本部長(石巻市議団長)は、「予想以上によろこんでもらえました。今後も各地で計画したい」と語っています。(行沢寛史)





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