2011年4月7日(木)「しんぶん赤旗」
“支援制度「手引」役立つ”
宮城・岩沼 共産党、被災者宅を訪問
日本共産党の宮城県岩沼市委員会は連日、被災者に支援制度を説明して、要望を聞いています。6日は、党が新しく作成した支援制度活用の「手引NO・2」も持って津波被害が大きかった岩沼市早股地区の各家庭を訪ね、住民から役立つと歓迎されました。
家族6人を抱える男性(68)は「生活物資がまるで足りない」と困りきった表情で訴えました。1メートル以上も床上浸水し、車3台が津波で破壊され、移動手段がなく買い物にも行けない状態です。車や家の補償制度を相談できる人がいなかったといいます。
松田由雄前党岩沼市議らが支援制度を説明すると「来てくれて本当にうれしい。コメ、灯油、トイレットペーパーが今すぐにでも欲しい」と語りました。
床上浸水した家を片付けていた女性(61)は「これからも制度を知らせてほしい」と言いました。
養鶏場を営む元保守系市議の男性(82)は、2300羽いた鶏の約半分を津波で失い、家は半壊。松田さんの説明に耳を傾け「ありがとう」と何度も言いました。
松田さんは、「この間、被災者をまわって支援制度などの救援情報を知らせることの重要さを実感しています。また、避難所だけでなく自宅避難している被災者への物資支援も強めていきたい」と語りました。 (秋山豊、中川亮)