2011年4月6日(水)「しんぶん赤旗」
「あっ、ノートもある」
全国から支援“青空市”
岩手・陸前高田
岩手県陸前高田市内に日本共産党などが設けた東日本大震災の支援拠点、共同支援センターが5日、同センター前で全国からの支援物資の“青空市”を開き、被災住民らが次々に立ち寄っていました。
センター前には、衣料品、食料、オムツや歯ブラシなどの衛生用品やお菓子などの支援物資が並びました。
近くに避難する女性(33)は「食べ物の配給はありますけど、こういう支給はないので、非常に助かります」と話し、娘のためにお絵かきセットなどを受け取っていました。
「あっ、ノートだ」と友人らと立ち寄った中学2年生(13)は「使っていたノートも教科書も流されたので、新しいノートが欲しかった」と話しました。
フリーペーパー編集者(23)はセンターを偶然見つけ、立ち寄りました。「ボランティアをした宮城県塩釜市の避難所が解散し、物資が余りました。被害が大変な陸前高田に届けたかった」と述べ、支援物資の文具や衣類をセンターに託しました。
同市では同日、自由法曹団岩手支部の弁護士らが炊き出しの豚汁100食を被災者に振る舞いました。(矢野昌弘)