2011年4月6日(水)「しんぶん赤旗」
グアム移転費見直せ
赤嶺議員 復興へまわすべき
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日本共産党の赤嶺政賢議員は5日の衆院安全保障委員会で米軍のグアム移転経費の日本側負担を見直し、東日本大震災の被災者支援や復旧、復興にまわすべきだと求めました。
日米両政府は沖縄からグアムへ8000人の海兵隊司令部要員の移転を合意していましたが、昨年7月に米軍が作成した環境影響評価最終報告書では、司令部要員は3000人余りで、残りは実戦部隊としています。
この報告書をとりあげた赤嶺氏は、「(実戦部隊が)沖縄のヘリ部隊であれば、辺野古に新基地はつくる理由はなく、米本土からの移転ならば、財政負担する根拠が根底から揺らぐ」と指摘しました。
北沢俊美防衛相は、「日米間の協議に入ってないので、米側の真意は把握していない」と、答えるにとどまりました。
赤嶺氏は、「アメリカも見直しを始めているのに莫大(ばくだい)な予算を続けることは許されない。辺野古新基地建設費用やグアム移転費用は災害復旧にまわすべきだ」と求めました。