2011年4月5日(火)「しんぶん赤旗」
東日本大震災
被災者の受け入れ 神戸市長に求める
阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議が4日、東日本大震災被災者の受け入れと阪神・淡路大震災復興借り上げ住宅からの転居問題の再検討を神戸市長に申し入れました。
岩田伸彦事務局長らが要請しました。申し入れ書は、(1)避難者を受け入れる住宅を明らかにし、市民ボランティアが参加できるようにすること(2)避難者の希望を尊重するとともに生活条件の整っている市街地の住宅の提供(3)相談窓口を一本化し仮設住宅など、住んでいた自治体の支援情報を迅速に伝え、就労支援などサポートシステムの構築―を求めています。
復興借り上げ住宅の問題では、国土交通省が、期間満了後も再度借り上げることや買い取るなど、引き続き住み続けられる方策を示しているにもかかわらず、一方的に被災者に転居を求めている神戸市の姿勢を批判し、7項目の質問とともに、全面的再検討を要請しています。