2011年4月3日(日)「しんぶん赤旗」

生活用品100箱

東京・江戸川 → 岩手・宮古


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(写真)東京都江戸川区住民から届いた支援物資を避難所の体育館に積み上げたボランティアの人たち。=2日、岩手県宮古市田老地区、グリーンピア三陸みやこ

 東日本大震災の津波で壊滅的被害を受けた岩手県宮古市田老(たろう)地区。その住民約700人が避難生活を送る保養施設グリーンピア三陸みやこに2日、東京都江戸川区の住民から寄せられた段ボール約100個分の物資が届けられました。

 日本共産党の間宮由美江戸川区議と支持者らがチラシを配って呼びかけたもので、大量の生活用品が集まりました。それを救援チームの3人が一昼夜かけて現地に運びました。

 輸送に参加した東京の高校生(17)は「被災者を励ましたいという多くの人たちの気持ちを預かってきました。救援の輪がもっと広がるように情報発信していきたい」と言います。津波の被害現場を見て、あまりの惨状に涙が出て寒気がしたという救援チームの女性(44)は「私も火事で大変な思いをした経験があり、近所の人に助けてもらいました。その恩返しをしたい」と話しました。

 地元田老のボランティアで中学2年生(13)は野球部でピッチャーをしています。届けられた物資を集積所の体育館に運び、「津波でバットやグローブを流された仲間もいます。野球ができるように助けてほしい」と話しました。

 秋田県から同避難所のボランティアに参加している看護師(28)は「衣類が男女別、サイズ別になっているし、生活雑貨も助かる」と感激していました。 (武田祐一)





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