2011年4月2日(土)「しんぶん赤旗」

増税は被災者苦しめる

消費税22年 各界連、なくす会訴え


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(写真)消費税をなくす会の宣伝・署名=1日、東京・浅草寺前

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(写真)消費税廃止各界連の呼びかけに応えて署名する人=1日、東京・新宿駅前

 消費税の導入(1989年4月1日)から22年目となる1日、消費税廃止各界連絡会、消費税をなくす会は、全国各地で消費税増税は許さないと宣伝・署名行動をしました。

 消費税廃止各界連絡会は東京・新宿駅西口前で会員24人が参加。東日本大震災被災者へのお見舞いをのべ、支援に全力を挙げると訴えました。消費税増税は被災者にいっそうの苦しみを与えることになると反対し、大企業・大資産家への行き過ぎた減税をただし、米軍への思いやり予算、政党助成金の廃止などで震災復興、社会保障財源をつくるべきだと訴えました。

 宣伝を始めると青年のグループが「被災者を苦しめる増税はおかしい」と署名。練馬区の中年の女性は「地震で家の屋根瓦が落ち、専門家に見てもらったら100万円もかかるといわれ頭をかかえています。被災地を含め国民が大変なときに増税はとんでもないです」と署名しました。

 消費税をなくす全国の会、東京の会は東京・浅草寺前で、「消費税導入怒りの4・1行動」をしました。

 震災の復興支援を名目に消費税増税の動きがあるとして、「消費税はどんな災害にあってもいっさいの減免のない税金だ」として、「緊急に食料品などを非課税にこそすべきだ」と訴え、署名と被災者支援カンパを訴えました。  

 さいたま市に住む若いカップルは、「震災で被災された人たちのために何かしたい。被災者の今のくらしとこれから家の再建などにも消費税は重い。増税はしてはならない」と入会署名にサインしました。





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