2011年4月2日(土)「しんぶん赤旗」
液状化被害など救援
青年ボランティア 登録次々
千葉・民青同盟
「悲惨な現状が毎日、テレビで伝えられているが、何もできずに申し訳ないと思っていた。よびかけてもらってうれしかった」―。東日本大震災で大きな被害がでた千葉県では、日本共産党と日本民主青年同盟(民青同盟)が、地震直後から、駅頭などで救援募金とともによびかけている救援ボランティアに、3月末までに170人を超える青年が登録しています。
募金活動のさい、登録のための用紙も配布。用紙には、日本共産党千葉県委員会名(QRコード付)で、連絡先のほか、資格・免許、経験の有無などを書き込んでもらうようになっています。
駅頭で救援募金をはじめた13日には50人の登録があり、よびかけたメンバーから驚きの声があがりました。
西千葉駅では、駅構内の飲食店で働く青年が、「阪神・淡路大震災を経験した。私も協力したい」と話します。ボランティア参加をよびかけるビラを持ち帰り、「私もなにかしたいんですけど…」と電話やメールで連絡し、登録する青年も10人以上いました。「人ごとじゃない」「自分に何ができるか考えている」「復興の力になりたい」といった声を寄せています。
さっそく15日に、液状化が深刻な千葉市美浜区で土砂を撤去しました。24日には、津波で大きな被害のあった旭市の救援に16人で参加しました。
津波で1階がめちゃめちゃになり、2階の階段まであった泥やがれきになった家財を運びだした家では、「いきなり津波に襲われ、1階に86歳の父と病気の弟がいて、逃げるわけにもいかず、水の恐怖とたたかっていた。今はとにかく家を片付ける人手がほしい」と感謝されました。
ひきつづき、ボランティア登録をよびかけながら、液状化被害が深刻な浦安市などで、住民の切実な要望にこたえ、土砂撤去などにとりくむ予定です。
27日に千葉駅前で募金とボランティア登録をよびかける行動には、高校生が友だちをさそって参加し、みんなでボランティアに登録しました。「人とのつながりを感じ、いいなと思った」と語っていました。