2011年3月31日(木)「しんぶん赤旗」
仙台の地割れ被害調査
高橋議員 福祉施設も訪問
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日本共産党の高橋ちづ子衆院議員(東日本大震災現地対策本部長)は30日、地震によって宅地に地割れやひび割れが走り、ブロック塀が倒れるなどの被害が出ている仙台市太白区緑ケ丘に現地調査に入りました。
地区のコミュニティーセンターで地区連合町内会会長の佐藤寿夫さんから、被害状況や震災後の地区の活動について説明を受けました。緑ケ丘地区は山の斜面に宅地造成されており、1978年の宮城沖地震でも被害を受けました。今回の地震で地盤がゆるみ、その後の雨と余震により宅地の地割れが広がっていきました。市は28日に、特に被害の大きい4丁目の一部住民に避難勧告を出しました。
佐藤さんは「住民の7割が70歳以上のお年寄りです。山坂の多い土地なので、車で移動しなければなりませんが、ガソリンが全然足りません。スタンドに数時間並んでわずかなガソリンを手に入れる状態で、お年寄りにはそれも大変です」と訴えました。高橋議員は町内を回り、被害状況を調査。残っている住民や家財を取りに戻っていた人に「今回は大変でしたね。困ったことがあったら何でも言ってください」と声をかけて回りました。
高橋議員は調査後、福祉避難所ともなっている宮城野区内の高齢者福祉施設「宮城野の里」を訪問し実情を聞き、激励しました。
調査には、横田有史県議、ふなやま由美、嵯峨サダ子両市議らが同行しました。
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