2011年3月29日(火)「しんぶん赤旗」
全国から寄せられた救援募金
4県の市町に届ける
日本共産党
日本共産党の東日本大震災現地対策本部と青森、岩手、宮城、福島の各県組織は28日、全国で日本共産党に寄せられた被災地救援募金を、被災した各市町村に届ける活動をはじめました。
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青森・八戸市、おいらせ町、階上町
現地対策本部長の高橋ちづ子衆院議員らは、青森県八戸市、おいらせ町、階上町(はしかみちょう)に義援金各300万円を届けました。
高橋議員が八戸市で小林眞市長に、おいらせ町で成田隆町長に手渡し、階上町には吉俣洋党県書記長が届けました。
小林市長は「国に一番要望したいのは、東北を必ず復興させるというしっかりしたメッセージ」だと強調し、八戸港を東北復興の拠点として活用できるようにしてほしいとのべました。
成田町長は「私たちの思いをきちんと聞いてくれてありがたい。国会でも取り上げてほしい」と高橋議員に話しました。
盛岡市
岩手県の斉藤信県議と盛岡市議団は盛岡市役所で谷藤裕明市長に義援金300万円を手渡しました。
谷藤市長は、避難先で地元の情報の不足に不安を感じている被災者に被災地の情報提供をしており、同市の保健師を避難所に派遣して被災者の健康面もみてもらっている、と説明しました。
仙台市
宮城県の五島平県書記長と仙台市議団らは、仙台市役所で稲葉信義副市長に義援金500万円を手渡しました。
稲葉副市長は「政府への要望は、4月6日の全国市長会理事会の時に市議会議長と連名で提出する予定です」と話しました。
29日以降、沿岸部13市町に各500万円を贈ります。
福島・相馬市、新地町
福島県の久保田仁県委員長は、相馬市と新地町を訪れ、義援金各500万円を手渡しました。藤倉英一福島相馬地区委員長が同行しました。
相馬市の立谷秀清市長は、南相馬市からの避難者も迎え入れながら、苦闘している現状を説明。復興事業への国のバックアップ、福島第1原発の事故の一刻も早い収束、経済流通の早期正常化などを求めました。
新地町の佐藤清孝副町長は、下水処理施設と海岸の護岸工事が復興の要だと強調しました。
両氏とも、仮設住宅の建設を最重要課題の一つにかかげ、協力を求めました。