2011年3月29日(火)「しんぶん赤旗」
子ども手当「つなぎ法案」に賛成
市田氏会見
日本共産党の市田忠義書記局長は28日の記者会見で、現行の子ども手当を6カ月延長する「つなぎ法案」について、「本来なら、来年度の子ども手当法案を修正して成立させるのがのぞましいが、それが客観的に難しい状況になったもとで、緊急避難として前向きに賛成の方向で対応したい」とのべました。
市田氏は、2011年度の子ども手当法案について、(1)子ども手当のさらなる増額はやめ、保育所建設など総合的な子育て支援に予算を回す(2)政府が行った年少扶養控除の廃止によって負担増になる世帯が出ないように税制上の措置をとる―よう修正して成立させるよう求めてきたことを強調。その上で、「子ども手当が廃案になると児童手当に戻ってしまい、中学生はまったく支給されなくなるなど給付が削減される人々が増えるのでよくない」とのべました。