2011年3月26日(土)「しんぶん赤旗」
共産党が支援に全力
高齢世帯訪ね励ます
仙台の北西部 花木則彰市議
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日本共産党の花木則彰仙台市議は、東日本大震災で断ち切られたライフラインの復旧が遅れている仙台市北西部を回り、孤立する高齢者宅を中心に、水や牛乳などを届けています。
花木市議は25日、仙台市青葉区の折立地域などを訪問。「がんばろう。宮城仙台」と書かれた宣伝カーに乗って、山形県から送られてきた牛乳、リンゴをはじめ水、食料やトイレットペーパーなどの救援物資を届けました。
折立地域は高台に住宅が数多く建てられている区域があり、坂道の勾配がきつく高齢者は普段でも車でないと移動が困難です。水道がいまだ復旧しておらず、近所に1軒しかない食料を販売する店は閉店しています。
花木市議は「電気はほぼ復旧し食料も以前より手に入りやすくなりましたが、高齢者は買い出しや給水でも難儀しています。ガソリン不足が解消されれば、車に乗り合わせて一緒に行くことも考えています」と語ります。
牛乳とリンゴ、水を受け取った同地域に住む関内和子さん(82)は、何かあったときのために缶詰などの保存がきく食料を1カ月分ほど蓄えていました。「だけど水がないのが一番つらい。1週間前までは給水車も来なかったので、遠くの親せきの家までもらいに行きました。こうして届けてもらって本当にありがたいです」と話しました。(岡素晴)
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