2011年3月26日(土)「しんぶん赤旗」

共産党が支援に全力

若者の活動に広がり

仙台・若林区 庄司あかりさん


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(写真)津波被害の話を聞く庄司さん=25日、仙台市若林区

 仙台市内で東日本大震災の被害が大きかった若林区で、日本共産党の庄司あかりさん(25)は、被災者への支援の活動に奮闘しています。

 25日には、津波で大きな被害を受けた沿岸部の地域を訪ねました。被災者の声を聞き、党東日本大震災現地対策本部が作成した被災者支援制度の紹介手引を手渡しました。「避難していた人が戻ってきて、家を片づけ始めています。要望をつかんで支援していきたい」と語ります。

 庄司さんは、地震発生の11日から、ただちに救援活動をはじめ、事務所近くの荒町小学校で、緊急避難所の設営や炊き出しに加わりました。街ではコンビニやスーパーに人が押し寄せていましたが、庄司さんが「誰か手伝ってください」と呼びかけると、若者たちが引き返し、協力してくれました。

 家の損壊を免れた人も食料の供給がとどこおり、連日、行列ができました。スーパーに並べない人たちのため、全国から寄せられた支援物資でおにぎりをつくり、卵や牛乳を持って自転車で地域をまわりました。党後援会員や民青同盟の若者たちが手伝いました。

 ハンドマイクで「にぎりたてのおにぎりを持ってきました」と呼びかけると、2階の窓から「足が悪くて下りられないんです」と女性が顔を出します。階段を上がり、おにぎりを渡すと「あったかい」と喜びました。

 庄司さんの姿を見ていた民生委員が24日、協力を申し出て、一人暮らしのお年寄りを一緒に訪問しました。

 庄司さんは、「たくさんの地域の方たち、とくに若者が協力してくれました。地域のつながり、助け合いの輪は復興への希望です。取り残される人がいないよう政治に働きかけていきたい」と語っています。(田代正則)





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