2011年3月26日(土)「しんぶん赤旗」
住宅再建拡充を要求
参院総務委で山下氏迫る
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日本共産党の山下芳生議員は25日の参院総務委員会で、全壊世帯でも300万円の支給にとどまっている現行の住宅再建支援の拡充を求めました。
山下氏は、片山善博総務相が鳥取県知事時代、国に先駆けて全壊世帯への300万円支給を実施したことを指摘。片山総務相が24日に支給水準は「バランスの問題もある」と答弁したのに対し、「『阪神・淡路でできなかったのに鳥取県でできると困る』というバランス論を乗り越えていたではないか」と迫りました。
片山総務相は、「まるっきり変えないということではない」「既存の制度が妥当か点検する」と答えました。
また、山下氏は、阪神・淡路大震災では、行政が住民の意見を聞くことなく再開発計画を策定し、その後の被災者の生活再建をいっそう困難にしたと指摘。「今回の復興では住民参加を保障し、住民合意で街づくりを進めることが大事だ」と迫りました。片山総務相は「再興は住民の意向反映が前提」と答えました。
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