2011年3月26日(土)「しんぶん赤旗」
漁船補助5トン以上も
紙議員
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日本共産党の紙智子議員は25日、参院農林水産委員会で、「東北大震災で東北・北海道の水産業は壊滅的な被害を受けた。水産業の復興と地域の復興は従来の枠を超えて政府あげて取り組むべきだ」と主張しました。
鹿野道彦農水相は「状況を把握し、迅速に手を打つことが求められる」と答弁。
紙氏は、激甚災害の指定で、漁協が共同利用する5トン未満の小型漁船建造に国が3分の1を補助する制度について、「5トン以上も含めた抜本的な対策が必要だ」と指摘。篠原孝農水副大臣は、被害にあったのは全国の漁船数の1割に達することに触れ、「漁船の再建は漁業・漁村復旧の一番の重要な要素。今までにない方策を検討している」と答えました。
紙氏が、養殖施設の被害を補助する制度の査定が厳しすぎ経営を断念するとの漁業関係者の声を取り上げ、見直しを求めると、吉田公一農水政務官は「前向きに検討してまいりたい」と述べました。
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