2011年3月25日(金)「しんぶん赤旗」
「インドネシアに原発不要」
国営電力会社総裁
【ハノイ=面川誠】インドネシア国営電力会社PLNのダーラン・イスカン総裁は24日、「インドネシアにいま原発は必要ない」と述べました。同日付のジャカルタ・グローブ紙(電子版)掲載のインタビューで語りました。
同総裁は、原子力利用が可能かどうか研究する必要があるとした上で、水力や地熱などを挙げて、「なぜ既存のエネルギー源に目を向けないのか」と疑問を投げかけました。
インタビューによると、日本の三菱重工業とフランスの原子力企業アレバが、「地震やテロ攻撃に耐えられる」原発事業をPLNに提案しているといいます。
インドネシア原子力庁は昨年10月、バンカブリトゥン州政府と原発建設の覚書を締結しています。