2011年3月24日(木)「しんぶん赤旗」
乳児の飲み水確保せよ
震災対策実務者会合 穀田氏が要求
各党・政府震災対策合同会議第5回実務者会合が23日、国会内で開かれ、日本共産党から穀田恵二国対委員長が出席しました。
東京都内の水道水から基準値を超える放射性物質が検出された問題で穀田氏は、乳児は飲まないようにというなら、その根拠を示し、責任をもって安全な飲料水を国が広域的な体制をとってでも確保すべきだと求めました。
また、震災対策をめぐる今後の議論のあり方について、穀田氏は「第一に必要なのは、国会の各委員会を積極的に開き、そこで活発に議論することだ」と指摘。委員会で政府の見解をただすことによって、より詰めた議論ができるし、記録にも残ると述べました。
これに対し、民主党の岡田克也幹事長は「委員会で詰めてもらうこともある」と発言。穀田氏は「それならばまず原発を扱う経済産業委員会や災害対策特別委員会を開くべきだ」と求めました。その上で、今後は節目、節目で政府の報告を受け、それについて議論する場として各党・政府合同会議を開いたらいいのではないかと提起しました。
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