2011年3月24日(木)「しんぶん赤旗」
乳児世帯にボトル水を
共産党都議団が緊急申し入れ
東京都金町浄水場(葛飾区)の水道水から乳児の飲用基準の約2倍を超える濃度の放射性ヨウ素(ヨウ素131)が検出された問題で、日本共産党都議団は23日、石原慎太郎知事に、乳児のいる世帯にペットボトル水を無料提供するなど緊急対策を申し入れました。
吉田信夫幹事長、大山とも子政調委員長、たぞえ民夫政調副委員長の3氏は「都民の命にかかわる問題であるだけに、緊急に対策を」と強調しました。
申し入れでは、(1)各水系ごとの導水路と全浄水場、水道蛇口などでポイントを定め常時検査態勢を確立し、都民に情報提供(2)「東京水」(ペットボトル)を乳児のいる世帯に無料提供し、保育園、小児病院など乳幼児対象施設に安全な水を提供(3)国に責任をもって安全な水を確保するよう緊急に申し入れる(4)放射性物質汚染対策と対応について電話などでの都民の相談窓口を開設―を求めています。
尾ア勝水道局長は「検討します」と答えました。