2011年3月23日(水)「しんぶん赤旗」

小中校めど立たず 高齢者、歩行困難に

党県議団 双葉町長らに聞く

埼玉スーパーアリーナ


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(写真)ボランティアの女性(手前右)に話を聞く(左端から右へ)山川、並木、やぎしたの各氏=22日、さいたま市中央区・さいたまスーパーアリーナ

 日本共産党の、やぎした礼子、山川すみえ両県議、並木としえ県議予定候補は22日、東日本大震災や福島原発事故からの避難者が身を寄せている、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)を訪れ、町役場ごと避難してきた福島県双葉町の井戸川克隆町長や避難者、ボランティア活動をしている人たちから要望などを聞きました。

 井戸川町長は、4月からの避難先となる埼玉県加須市の旧県立騎西高校を視察したところ、埼玉に来ている町民を収容することはできても、開設を考えていた小中学校の分のスペースはないことが分かったと語りました。

 介護ボランティアをしている女性は、避難所に来てからじっと動かない生活をしている高齢者が次第に歩けなくなっていることが心配と説明。また埼玉での住居や仕事の相談が寄せられるなど、避難者は今後に大きな不安を抱えているようだと述べました。

 埼玉県の担当者は、24時間体制で職員が対応していると説明。山川県議は、県内各地に設置された避難所一つ一つに、避難者の所在を問い合わせる電話がかかってきているという話を紹介し、県で避難者の情報をまとめて提供できるよう要望しました。

 やぎした議員らは「大変だと思いますが、力を合わせて乗り切りましょう」と激励しました。





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