2011年3月21日(月)「しんぶん赤旗」
福島・岩手に義援金
党対策本部
各1000万円を手渡す
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東日本大震災の被災地支援のため、日本共産党中央委員会は20日、全国から寄せられている救援募金のうち各1000万円を、福島、岩手両県に贈りました。
この日午前、党東日本大震災現地対策本部長の高橋ちづ子衆院議員が福島県庁を訪れ、保健福祉部の安部光世(こうせい)参事に目録を手渡しました。久保田仁党県災害対策本部長(県委員長)、藤川しゅく子県議が同行しました。
「全国から寄せられた支援の思いを、一部ですがお渡しします」と語る高橋本部長に、安部参事は「有効に使わせていただきます」と謝辞をのべました。
高橋本部長はさらに、福島原子力発電所周辺の避難問題にもふれ、「国が責任をもって輸送、生活支援をする」ことと強調。「同時に被災地の復旧・再建に向けては、党も対策本部をつくっているので、ともに力をあわせましょう」とのべました。
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高橋本部長は同日夕、菅原則勝岩手県委員長、斉藤信県議らと県庁を訪ね、達増拓也岩手知事に目録を手渡しました。達増知事は「ありがとうごさいます。被災地の救援・復興に役立たせてもらいます」と感謝の言葉をのべました。
高橋本部長は「全国から被災地への支援の気持ちが寄せられています。あすは私も沿岸部の陸前高田市、大船渡市に入って実情をつかみます。来週から国会も再開するので、現場の声をしっかり国会に届けたい」と話しました。
達増知事は、被災地の救援・復興のために国が思い切った支援をしてほしいと要望しました。
高橋本部長は、同県大槌町の町長が遺体で発見されるなど被災地の行政の機能がなくなっているもとで、現在の法律を乗り越えて国が支援する必要があると強調しました。
達増知事は「地域の草の根の力と全国規模のネットワークを持っている日本共産党の活躍を、大いにお願いしたい」と語りました。
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