2011年3月21日(月)「しんぶん赤旗」
救援 一刻も早く
各地で募金呼びかけ
「阪神」被災地“私たちの番”
兵庫・西宮
阪神・淡路大震災の被災地から救援募金に全力をあげようと、兵庫県西宮市の日本共産党と女性後援会が20日、西宮市の阪神甲子園駅前で、東日本大震災の被災者救援募金を呼びかけました。
いそみ恵子県議予定候補、杉山たかのり西宮市議らが、犠牲者と被災者にお見舞いをのべ、「雪まじりの寒い被災地に温かい救援募金を届けましょう」と呼びかけました。
買い物客や自転車に乗った中学生らが次々と募金に応じました。60代の女性は「家の中もぐちゃぐちゃで水もガスも出ず苦労した。困っている姿を見ると何とかしてあげたい」と話していました。宝塚市で両親の家が全壊したという男性(66)は「阪神・淡路大震災のときに助けてもらった地元として、少しでも役に立てばと思います」と語りました。
募金を呼びかけた女性後援会会長の安井芳子さん(69)は「テレビを見ると16年前を思い出して胸が詰まり、涙が止まりません。1人でも多くの命を救ってほしい」と話していました。
野球ファンに紙参院議員ら
札幌
日本共産党の紙智子参院議員は20日、札幌市内で、東日本大震災の救援募金を呼びかけました。
豊平区の地下鉄・福住駅頭では、札幌ドームで行われたオープン戦に向かう野球ファンに「国民が心一つにして救援・復興を」と訴えました。
紙議員は、被災地支援とともに福島原発事故の問題を取り上げ、「北海道も泊原発があります。安全・安心の体制に切り替える。原発頼みのエネルギー政策から、自然エネルギーを生かしたエネルギー政策に転換していきましょう」と述べました。また「いま何より求められているのは、住民の命と暮らしを守る福祉・防災のまちづくりです。医療・介護・子育てなど日常から血の通った温かい行政へ、本来の行政のあり方、新しい日本を一緒に考えていきましょう」と訴えました。
この行動には、池田ゆみ市議予定候補ら20人が参加。中央区でも小形かおり市議予定候補と募金を呼びかけました。
静岡
静岡県の日本共産党池野もとあき県議予定候補は静岡市議、党支部員、後援会員と20日、静岡市葵区内のスーパー前などで、東日本大震災の救援募金などを呼びかけました。
池野候補は「被災した人たちの苦しみを少しでも和らげ、これからの復興のためにも多くの支援を」と訴えました。また予想される東海大地震も同クラスと想定され、地震と津波の対策が必要だと説明し、対策を万全に行い県民の安全をしっかり守る県政にさせると力説しました。
自転車から降りて募金する人もいました。夫婦で買い物に来て募金した男性(75)は「地震はいつ起こるかわからない。震災対策をしっかり訴えている共産党の議席は必要ですね」と語りました。
鹿児島
日本共産党のまつざき真琴県議と民青同盟鹿児島県委員会は20日、鹿児島市の繁華街で東日本大震災の救援募金活動に取り組みました。
多くの市民が「苦しいけど頑張ってください。募金や節電で応援します」と激励し、募金しました。