2011年3月20日(日)「しんぶん赤旗」

九死に一生得た津波災害史研究者

山下文男さんをお見舞い

岩手の元党県委員長ら


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(写真)宮脇さん(右から2人目)らとの再会を喜ぶ(左へ)山下さん、たきさん夫妻=19日、岩手県花巻市の県立東和病院前

 日本共産党中央委員会の元文化部長で津波災害史研究者の山下文男さん(87)は、岩手県陸前高田市の病院に入院中、東日本大震災の大津波に遭いました。九死に一生を得て救出されました。

 党岩手県委員会の元委員長、宮脇善雄さんは19日、津波災害研究で山下さんと30年来のつきあいがある牛山靖夫さん、県革新懇事務局長の加藤辰男さんとともに、花巻市の病院を退院してホテルに滞在している山下さんを見舞いました。

 宮脇さんたちは、山下さんの元気そうな様子を見て「本当に大変な津波だった。何より無事でよかった」と声が弾みます。妻のたきさんも「家はつぶれて屋根だけになりましたが、なんとか助かりました。ありがとうございました」。互いの無事と再会を喜び合いました。

 病院の4階にある病室で、首まで水につかりながら夢中でカーテンにしがみついて助かった山下さん。今回の大津波を「想像を超えていた」と振り返り、これまでの津波災害対策に加えて、新しい対策が必要になっていると話しました。 (秋山強志)





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