2011年3月19日(土)「しんぶん赤旗」

井上議員 長野・栄村を調査


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(写真)住民(左)から被災状況を聞き取る井上哲士参院議員(右)=18日、長野県栄村・森商店街

 日本共産党の井上哲士参院議員は18日、12日未明に発生した長野県北部地震の被災地・栄村に入り、島田茂樹村長や避難住民から被害状況を聞き、避難住民を激励しました。

 栄村は12日午前4時ごろ震度6強を観測し、秋山地域を除く全域で避難指示が発令され、いまだに村民の7割近くが村内7カ所に避難しています。

 余震はいまも続き、電気は復旧しましたが、水道は寸断されており、島田村長は、「高齢者にとっては、トイレが一苦労」と実情を語りました。

 島田村長は、村の主要道である国道117号の全面復旧の見通しが立っておらず、16日未明からの積雪で陥没や亀裂などの被害状況が分かりにくくなっていると指摘し、復旧・救援活動の妨げになっていることなどを述べました。

 国の被災者支援制度について、井上氏は「被害状況に合わせて、制度をつくり、さらに柔軟な運用で、被災者を救わないといけない」と話しました。

 井上氏は森地区で、一時帰宅している住民から被害状況を聞きました。

 森商店街の男性(72)の家屋は、「危険」を示す赤紙が張られました。「家は壊れていませんが、中は大変です。行政の手厚い支援があれば本当に助かります」と話しました。





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