2011年3月19日(土)「しんぶん赤旗」
「食料、住宅早く」
塩川・田村議員と党茨城・千葉県委 政府に要請
日本共産党の塩川鉄也衆院議員と田村智子参院議員、茨城県委員会、千葉県委員会は18日、東日本大震災の被災者支援や災害復旧について政府に要請しました。
茨城県では死亡19人、重傷29人、全壊196棟、半壊1009棟、千葉県では死亡16人、負傷者173人、全壊390棟、半壊264棟の被害です。
要請では、避難所に行けない独居老人や障害者への食品配布や、仮設住宅の早期建設、住宅改修への助成、原発避難者の受け入れに対する財政措置、ガソリン確保、生活再建のための公共施設の修理、営業補償などを求めました。
厚生労働省の担当者は現行制度でも、老人や障害者への食品宅配も災害対象にできることや、福島県からの避難者受け入れには災害救助法が適用されることを明らかにしました。
要請後の集会で塩川議員は「現行制度で対応できない事態がたくさん生まれている」と指摘。国民のたたかいと国会の論戦で支援策を拡大させてきたことを紹介し、「現場の実情に即して法制度を見直しさせていく」ことが必要と訴えました。
田村参院議員は、自宅が全壊・半壊した被災者などの医療費を猶予する厚労省の措置について、「被害認定を医療機関はできない。被災者は窓口負担をゼロにすべきだと改善を要求している」と報告しました。