2011年3月19日(土)「しんぶん赤旗」
東日本大震災
被災1週間 支援急いで
死者6911人 戦後最悪の災害
東日本大震災は18日、死者が同日午後9時現在で6911人(警察庁まとめ)となり、1995年に起きた阪神・淡路大震災の6434人を超え、戦後最悪の災害となりました。この日、地震発生から1週間を迎え、被災各地で犠牲者のために黙とうが行われました。行方不明者は1万754人、避難生活者は約37万5000人。
被災地は燃料、食料、水、医療、介護を求める声が強く、支援が急がれます。避難所で亡くなる人や、宮城や原発事故があった福島から、東北の日本海側や関東に避難する人が相次いでいます。
宮城県はこの日、仙台市の被災した製油所タンクに残る燃料をくみ上げ、避難所へ運搬を開始。岩手県は、被害が深刻な岩手県陸前高田市に200戸、釜石市に100戸の応急仮設住宅の建設を19日から始めることを発表しました。