2011年3月18日(金)「しんぶん赤旗」
「被災地で組合員が奮闘」
医労連 救援募金呼びかけ
日本医療労働組合連合会(日本医労連)は17日、東日本大震災の救援募金活動に全国で取り組みました。
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東京民医連労働組合健生会支部は、東京都立川市の立川相互病院とふれあいクリニックの前で、12人で募金を集め、診察に訪れた人などから、1時間で8万3319円が集まりました。
同支部の宣伝に参加した田中千恵子日本医労連委員長は、「被災地では、現地の組合員が救援に奮闘しています。全国から支援を届けましょう」とハンドマイクで呼びかけました。
救援ボランティアに参加してきた小笠原信次さんは「被災者は、津波から逃れ、着の身着のまま、困窮しています」と強調しました。
募金に応じた女子学生(21)は、「青森県の実家は停電でガソリンも足りないそうです。少しでも何かしたい」と話しました。入院している男性(49)は、「東京でも買いだめが起こっていますが、自分は少しがまんするので、被災地に物資を送ってほしい」と述べました。
立川相互病院に100万円を届けた人がいるなど、これまでに200万円以上の募金が集まっています。19日のボランティア出発とともに医療品や物資を届けます。
全日本国立医療労働組合(全医労)では、風雪のなか札幌病院支部の訴えに1時間で1万4千円の募金が寄せられ、豊橋支部の12人の訴えに4万2千円が寄せられました。
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