2011年3月18日(金)「しんぶん赤旗」
計画停電 迅速・確実に周知せよ
党都議団 東電に申し入れ
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日本共産党東京都議団は17日、東京電力本社(千代田区)を訪れ、東日本大震災に伴う計画停電の対応と福島第1原発事故対策について申し入れました。
吉田信夫、清水ひで子、たぞえ民夫、あぜ上三和子、かち佳代子、大島よしえの各都議は、計画停電をめぐって、都営住宅などのエレベーターに閉じ込められる事故や混乱が起きていると指摘。原発事故について正確な情報の提供と、最悪の事態も視野に入れた対策を求めました。
申し入れは(1)鉄道、水道などを計画停電の対象から除外し、医療機関、公共サービスの電力供給を確保する(2)計画停電の実施地域や停電時間を早く確実に周知する(3)医療機関や人工呼吸器が確実に機能できるようきめ細かく対応する(4)原発事故について全面的で迅速な情報提供をはかり、あらゆる専門家の英知を結集して取り組む―の4項目です。
東京電力総務部の首都圏グループマネジャーは「計画停電は実施直前まで調整を続け、決定したら行政にはファクスで連絡している。運用にあたっては、ご意見を受け柔軟な対応を行う」と答えました。