2011年3月16日(水)「しんぶん赤旗」

燃料・情報・水食料を

党国会議員団 政府に申し入れ


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(写真)永井内閣府防災担当参事官(左)に申し入れる、左奥から高橋、大門、塩川、田村、手前左から紙、宮本の各議員=15日、内閣府

 「燃料、正確な情報、水と食料を」―。日本共産党国会議員団は15日、岩手、福島、宮城、茨城など東日本大震災の被災地調査を踏まえ、政府に対し、当面急がれる被災地・被災者支援について申し入れました。内閣府の永井智哉防災担当参事官が応対しました。

 申し入れでは、(1)燃料不足への緊急対策(2)速やかな情報提供と格差の解消(3)水、食料などの物資受け入れ窓口の設置(4)すでにある被災者支援制度の周知―を要請しました。

 高橋ちづ子党現地対策本部本部長(衆院議員)は、ガソリンスタンドに行列ができ、6時間、7時間待っても手に入らない状況を紹介。「このままでは被災者も救援者も立ち往生する」「雪もあり冷え込みも厳しい中、灯油不足も重大だ」と述べ、特別の手だてをとることを求めました。

 紙智子参院議員は、「被災者が要望を出しても受けとめられているか分からないとの声がある」と指摘。大門実紀史参院議員は「原発事故に対する医療対策に力を尽くしてほしい」と求めました。

 塩川鉄也衆院議員は「避難所に原発事故の情報が届かず不安になっている。正確な情報を早く伝えてほしい」と強調。田村智子参院議員は、「『計画停電』で避難所まで停電させるのは問題だ」、宮本岳志衆院議員は「大量の水を必要とする透析患者にたいする手だてを」と求めました。

 永井参事官は、「申し入れをうけたまわった。官邸の緊急対策本部に伝える」と述べました。





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