2011年3月14日(月)「しんぶん赤旗」
救援に全力あげるべき
参院野党国対委員長会談で井上氏
参院の野党国対委員長は13日、国会内で会談し、政府・与党に対して、東日本大震災の人命救助を最優先にして取り組むとともに、予算委員会再開後は十分な予算審議時間を求めていくことで合意しました。15日の公聴会など当面の日程は延期するよう求めることになりました。
日本共産党の井上哲士参院国対委員長は、震災対応のために国会を休会してはどうかとの意見に関して、「いまは救助に全力をあげるべきだが、すべて政府に委ねてしまうのはいかがなものか。阪神大震災のときも直後から国会を開いて救援策などを議論した。国民にきちんと情報を明らかにし、救援復興に知恵を出し合うなど国会が責任を果たすことが重要だ」と述べました。
福島原発爆発事故に関する政府の対応についても議論となり、井上氏は、国民に正確な情報が明らかにされていないことを指摘。政府が状況をきちんと把握して、住民の命を守る措置を取るべきだと述べました。
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