2011年3月13日(日)「しんぶん赤旗」
「患者救出ヘリ必要」
民医連対策本部 田村議員が要望聞き取り
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三陸沖を震源とする大地震が発生し各地で大規模な被害が広がっている中、日本共産党の田村智子参院議員は12日、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連・藤末衛会長)が設置した対策本部を訪れ、要望を聞き取りました。
対策本部長代理を務める長瀬文雄事務局長は、被災した東北地方の関連病院周辺の状況を説明。停電で人工透析や人工呼吸器が利用できない患者の救出にふれ、津波などの影響で寸断されている道路が多いと指摘し、「ヘリコプターの出動を政府に要請してほしい」と訴えました。
また、保険証や現金がなくても受診できる体制の整備と医療機関へ薬品・医療品の提供がスムーズにいくよう求めました。避難所として公民館など公的な福祉施設の開放も要求しました。
長瀬事務局長は「老齢で貧困世帯の患者さんを中心に、聞き取りと救命活動をしていきたい」と話しました。
田村議員は「厚生労働省など関係省庁に被災者が少しでもスムーズに医療が受けられるような体制を整えるよう要請する」と応じました。