2011年3月13日(日)「しんぶん赤旗」
地震救助・救援 万全に
わしの前名古屋市議団長 市へ緊急要請
|
11日に発生した東日本大震災を受けて、日本共産党愛知県委員会は12日、岩中正巳県委員長を本部長とする同対策本部を立ち上げ、緊急対策・救援に全力をあげています。
名古屋市の、わしの恵子前市議団長は、名古屋港管理者でもある河村たかし市長に緊急申し入れを行いました。消防局の木全静一消防司令長が応対しました。
申し入れは、▽大きな被害を被った現地への救助・救援の万全を期し、要請に積極的に応える▽名古屋港管理者として高潮防潮堤の改修を具体化すること。また、名古屋港の民間事業者が管理する防潮扉が8割しか閉められていない状況があり、管理を徹底する▽民間建物の耐震化対策の予算を増やすなど、防災対策を緊急にすすめる―の3点です。
木全司令長は、すでに消防、救急、救助の十数隊を派遣しており、本日給水隊が出発する予定で、「必要に応じて対応している」などと説明しました。
わしの氏は、津波は名古屋港にも押し寄せ貯木場の材木が流れ出したことや、港区の一部で今も避難勧告が出ていることから、「住民の安全確保、防災最優先の取り組みをお願いする」と、重ねて求めました。
■関連キーワード